「地域おこし不要論」本質を高めれば勝手に人が集まるのです。

「地域おこし不要論」本質を高めれば勝手に人が集まるのです。

いろんな人が地域が、人を呼び込もうとしてブランディングとか、Webや紙メディアを使って様々な取り組みをしておりますが、僕(@ka_zz)の視点から見て、うまくいっている取り組みは限りなくゼロに近かったりします。

一般的に「地域おこし」とか「町おこし」と言われているそれらの取り組み。

有志が集まってミーティングをして、ホームページを作ったり、イベントを開催したり、冊子を配ったりしています。しかし、一時的には盛り上がったり、話題になったりしますが、結局のところ地域おこし(復興)になったかというと、内輪だけの自己満足に着地してしまっているわけです。

それを実行した人たちが楽しむことが目的であれば、それはそれで意義あることですが、地域おこしとか活性化を掲げている以上は、しっかりと実を結びたいところじゃないですか。




地域に関わらないで生きる人々が大多数である現実。

日本全国津々浦々・・活気がある場所とそうでない場所があります。

そこに住んでいる人々のほとんどは、生活することが精一杯で、自分のテリトリー(家族と仕事)よりも二周りほど大きなカテゴリーである「地域」について、考えたり関わったりする機会は殆どありません。地域愛とか、コミュティ意識がある人は、ある程度、生活にゆとりがある人たちだったりします。

僕たちの国は、明治以降の日本式システムのなかで、一般大衆は社会と経済の歯車として生きることを余儀なくされております。モノが溢れかえる世の中なので、ふつうに働いていれば、それほど不便を感じることなく生活はできます。暮らしが平穏であれば、それで満足ができますし、そこそこ幸福に生きるこができます。

その結果、視界が狭くなるのは仕方がないこと。

僕自身も、社会に出てからは自分と家族と友達、働いた会社をよくすることだけに生きてきました。何度か引っ越しをしながら、その場、その時でベストを尽くしてきましたが、地域に関わる機会は一度もなく、それどころか近所付き合いもゼロに近い環境だったのです。

ところが、2018年に高麗エリアに移住してきて間もなく、それまで面識がなかった市議会議員に当選したばかりの松尾まよかさんと道端でばったり遭遇し、声をかけられ、トランジションタウンの会合に誘われたことをキッカケに怒涛のような近所+地域付き合いが始まったのでした。同じ時期、これまた道端でばったり自転車を漕いでいた遠藤さん(ヒマラヤンマテリアル主催)に遭遇。

トランジョンタウンの会合で一緒だった遠藤さんですが、その時会話をしたわけでもないのでほぼ他人でしたが「空き地にアースオーブン(土と石だけで作るオーブン)を一緒に作ろう」と誘われ、面白そうなので後日ビリヤニの材料を持参して参加。それをキッカケにパーミーズというパーマカルチャーを実践するコミュティに発展し、今では20人近くの集まりになって、精力的に畑や食べるイベントを開催するようになったのです。

そんな経緯もありまして、高麗エリアの暮らしは、活発に地域と関わりながらわりと楽しく充実した生活になっています。この地域メディア「koma」もその流れのなかで企画が生まれました。この高麗エリアの交流がどれだけ濃いのか?を表す指標として、facebookがあります。

この地域で交流ある人々は、皆さんfacebookを活用しておりまして、ひとり新しく友達になるとfacebook上の共通の友人(チャリ圏内)が50人近くいるわけです。このように、すでに地域交流が活発なエリアは日本各地に数多くあると思われます。しかし、家族と地域が崩壊している現代社会では稀な属性に分けられ、圧倒的多数の地域は、経済至上主義社会の(歯車の)一部としての機能以外は見当たらないのが現実でしょう。

前振りがかなり長くなってしまったので本題は端的にお話します。

地域おこしのカギはクローズで本質を高めること。

「地域をもっと良くしたい」その想いをもった人々が地域おこしをしています。

しかし、ほとんどの取り組みが内輪の自己満足レベルに終始しているのが現実。

大きな原因は、外に目を向けていることにあります。つまり、外(周辺)から人を呼び込んで活性化を図ろうとしていることが、失敗の源になっていることに気づく必要があります。大企業や自治体がスポンサーについている取り組みほど、空回りをしている傾向があります。

地域おこしに関わる人たちはまず最初に、圧倒的多数の地域住民が「地域に関わる余裕がなく生活をしている現実」を知る必要があります。それを飛び越えて、外の人々を呼び込もうとする行為は、本質から離れ、一時的に人が集まったとしても、安っぽい商業施設のようにすぐに人が集まらなくなります。

外から人を呼ぶことより、外の人にサービスを施す前に必要なことは、地域の人々を喜ばせること以外に地域おこしを成功させる方法はありません。鉄道会社が人を呼び込むようなパンフレットを作ったり、大手のテレビ番組に取り上げられたとしても、肝心の地域住民が楽しくなければ、そこに価値(エネルギー)の積み重ねは生まれず、しばらくすれば元の空っぽな状態に戻ってしまうでしょう。

ヴィーガンカレー
パーミーズのイベントで作ったヴィーガンカレー
tensen ピザ
奈良くんのカフェten・senの窯焼ピザ

美味しい・楽しい「場」を作れば勝手に人が集まってくる。

地域おこしの失敗は、外から人を呼び込もうとする、その誤った視点が大きな原因です。

それなら答えは簡単で、真逆なことをすればいい。外に向けた視点を内に切り替えて、ひたすら地元の人たちを喜ばせることができるコンテンツを構築すればいいのです。

これを体験を通して学んだのが、実は今いる環境なのです。高麗エリアにはお手本になる人たちが数多くおりまして、特に地域おこしとか大袈裟なことをやっていないのに、勝手に人がどんどん集まってくる取り組みを、本人たちが楽しみながら実践しているのです。

そのひとつが紙ご夫妻が20年近くやっている清流青空マーケットだったり、ヒマラヤンマテリアルの遠藤さんが主催しているパーミーズ、最近、成田奈緒子さんたちが企画した「つながる映画祭」、オーガニックグラノーラ職人の奈良くんが始めたカフェ「ten・sen」、オーガニックレストランの具縛だったり・・


この人たちやお店の共通点は、旧時代における大量生産・大量消費の経済社会でもてはやされたマーケティングとか一切無視して、ひたすら自分が楽しみ、身近な人を喜ばせようと、コツコツと継続をしていることです。

人は、誰かが楽しんでいる場所に集まっていく習性があります。それは、自然界の法則とも言えるもので、楽しい・美味しいという感覚には引力のようなエネルギーがあって、メディアやSNSを使わなくても自然(クチコミ)に人が吸い寄せられていくのです。

外側にオープンして失敗するのであれば、クローズで内側を満たしていく。まずは、自分を満たすことに集中し、その次に近いところにお裾分けする。オフラインでもオンラインでも「楽しい場」「美味しい場」「癒される場」に人々は集まります。

これが、本質であると考えています。


この記事を書いた人

GANESH代表TT高麗広報チームkazz
2018年夏、高麗に移住。職業はWebディレクター。集客型ホームページの制作と運営サポート、複数のWebメディアを主催。2010年、旅をした南インドで大聖者サティア・サイババに会ったことがキッカケで劇的な変化が人生に訪れ、ライトワーカーとして活動することを決意。

パーミーズに所属し、虫嫌いではあるがフィールドで活動している。早朝ジョギングと瞑想とインド旅が趣味である。
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